キャバクラ新人必読!よく使うハンドサイン8選

キャバクラでの接客は、お客様との会話だけでなく、黒服(ボーイ)とのスムーズな連携が大切です。

特に新人キャバ嬢の方は、ハンドサインを覚えることで接客の質が格段にアップします。お客様と会話を中断せずに済むので、場の雰囲気を壊さず、プロの対応ができるようになりますよ。

この記事では、すぐに使えるハンドサイン8選とその効果的な使い方をご紹介します。

キャバクラで必ず使うハンドサイン8選

キャバクラでの接客をスムーズに行うためには、基本的なハンドサインを覚えることが必須です。ハンドサインを使うことで、お客様との会話を中断することなく、必要なものを黒服に伝えることができます。

初めは覚えることが多くて大変に感じるかもしれませんが、日常的に使うものなので、すぐに自然と身につきます。

これから紹介する8つのサインは、キャバクラ嬢として働く上で最も頻繁に使用するものなので、しっかりマスターしましょう。

灰皿交換のサイン

キャバクラに来店されるお客様のなかには、煙草や電子タバコを吸われる方が一定数います。そのため灰皿を使ったら交換が必要になります。

ハンドサインは、両手で輪っかを作ります。そして黒服が見えるように顔か胸の位置まで上げましょう。

1本捨てたら交換するというルールを採用しているお店もあるくらい、頻繁に交換すると思っておきましょう。

おしぼりのサイン

お客様が来店したときやお手洗いから席へ帰ってきた際など、おしぼりが必要な場面は多くあります。

新しいおしぼりを使いたい場面があったら、ハンドサインを使いましょう。

まず両手をグーのように握り、親指同士を近づけてタオルを絞るようなジェスチャーをしてください。

特に新しいお客様が席に着いた直後や、飲食後は自主的に気づいて提供できると、気遣いのできるキャバ嬢としての印象を与えられます。

つめしぼ(冷たいおしぼり)のサイン

夏場や暑い日には、冷たいおしぼり(つめしぼ)が喜ばれます。

つめしぼが欲しい時には両手の人差し指から小指までの爪同士を合わせてこするジェスチャーをしてください。

酔いが回り過ぎてしまったり、目を覚ましたい時に、さりげなく冷たいおしぼりを提供できると好印象です。

ゲストグラス・レディースグラスのサイン

席に着いて挨拶を済ませたら、まずは乾杯からはじまりますよね。席にお客様用のグラス(ゲストグラス)やキャスト用のグラスが無かった場合、黒服に求める必要があります。

グラスに関するハンドサインは、2種類です。まずゲストグラスの場合は、片手の親指人差し指を使いアルファベット「L」の形を作ってください。

レディースグラスの場合は、ゲストグラスの「L」から変形させ、物をつまむようなジェスチャーをしてください。

原則テーブルセットが済んだ状態で席に着くはずなので、このハンドサインを使う瞬間はあまりないでしょう。

ただ、グラスを追加したいシーンでは、なるべく急ぎたいはずですから慌ててしまいがちです。そんな時でも落ち着いてハンドサインをすれば、余裕がある印象を与えられます。

チェック(お会計)のサイン

続いては、お会計時のサインです。基本的にキャバクラではテーブル会計なので、黒服さんに伝票を持ってきてもらう必要があります。

この時のサインは、人差し指を交差させ「✕」の形を作りましょう。

このサインはキャバクラ以外の飲食店でも見かけるので、馴染みがあるかもしれませんね。まれにお客様自身でチェックをされる方もいます。

アイス(氷)のサイン

お酒を作る際には必ず氷が必要です。何度も作るうちに氷がなくなってしまうことがあります。

そんな時のハンドサインは、片方の手をグーのように握り下に向け、親指・小指を伸ばします。形としては、アイスペールの持ち手のようなアーチを描くイメージです。

店が満席だと各席で交換が必要になるため。

メニュー表のサイン

お客様が飲み物や食べ物を注文したいときにメニューを見るでしょう。

各席にメニュー表を置くお店もありますが、都度、黒服さんに取り寄せる場合、ハンドサインが有効です。

ハンドサインの形としては両手を本のように見立てて開くようなジェスチャーをしてください。

テキパキとした印象を与えられます。メニューを早く持ってくることで、お客様の待ち時間も短縮できます。

場内指名のサイン

フリーの席で接客をしている時に場内指名をいただける場合がありますよね。そんな時にも使えるハンドサインがあります。

両手を開き手のひらを下に向け、床を抑えるようなジェスチャーをしてください。または、自分の席を指で指すジェスチャーを使うお店もあります。

お店によってサインが異なることもありますが、いずれかの方法であれば伝わるでしょう。

自然に見せる!ハンドサインの使い方テクニック

ハンドサインは単に覚えるだけでなく、自然に使いこなすことが重要です。お客様に気づかれないよう、さりげなく使うテクニックをマスターしましょう。

ハンドサインが自然にできるようになると、接客の質が格段に上がります。お客様との会話を中断せずに済むため、会話の流れを損なわず、プロフェッショナルな印象を与えることができます。

また、黒服とのコミュニケーションがスムーズになり、お店全体の雰囲気づくりにも貢献できます。

目線とジェスチャーの合わせ技で確実に伝える

ハンドサインをする際は、黒服の方向に一瞬だけ視線を送ることで、より確実に意図が伝わります。ただし、お客様との会話を続けながら、さりげなく行うことがポイントです。

黒服が近くにいる場合はサインだけで十分ですが、少し離れている場合は「お願いします」と手を上げてからハンドサインを使うと確実です。

お客様との会話に集中しながらも、店内の状況を把握する「二重の注意力」を身につけることが大切ですね。慣れてくると自然とできるようになり、黒服との連携がスムーズになると、お客様への対応も格段に向上します。

一瞬で伝わるミニマム動作を意識する

ハンドサインは大げさな動きではなく、最小限の動作で伝わるように意識しましょう。手首から先だけの小さな動きで表現するのがコツです。例えば、灰皿交換のサインは大きく手を振る必要はなく、指先で灰皿の縁をさっと撫でるだけで十分です。

動作を小さくすることで、お客様に気づかれにくくなり、会話や接客の流れを妨げません。

やりがちな失敗とその対策

ハンドサインを使う際、新人キャバ嬢がよくやってしまう失敗とその対策を紹介します。

最初はぎこちなくても、慣れれば必ず自然にできるようになりますので、自信を持って取り組みましょう

見えにくい・わかりにくいサインで伝わらない

新人によくある失敗は、動きが小さすぎたり、曖昧すぎて黒服に伝わらないことです。特に忙しい時間帯は、黒服も全てのキャバ嬢に目を配れないため、はっきりとしたサインを出す必要があります。

対策としては、まず黒服の視界に入る位置でサインを出すことを意識しましょう。また、サインの基本形をしっかり覚え、曖昧な動きにならないよう気をつけます。

それでも気づかなければ、お客様との会話の合間に小声で直接伝えるとよいでしょう。

タイミングを誤ると空気を読めない印象に

会話の盛り上がりや、お客様の話の最中にハンドサインを出すと、「話を聞いていない」「空気が読めない」という印象を与えかねません。特に真剣に話している時や、お客様が同士が大切な話をしている最中は避けるべきです。

対策としては、会話の区切りや、お客様が他のお客様と話している隙を狙ってサインを出すとよいでしょう。

状況を読み、適切なタイミングでサインを出せるようになると、真のプロフェッショナルといえます。

まとめ:自信を持ってハンドサインをマスターしよう

キャバクラでのハンドサインは、プロのキャバ嬢として必須のスキルです。最初は覚えることが多く大変に感じるかもしれませんが、実践を重ねるうちに自然と身についていきます。

ポイントは自然さと的確さのバランスです。

ハンドサインをマスターすれば、お客様との会話を中断することなく、スムーズな接客ができるようになります。自信を持って取り組めば、必ず素敵なキャバ嬢になれますよ!